ピーと暮らして3年

Posted on 2010年9月6日

呼ぶと必ずこっちを見て、返事をしてくれるピーちゃん。とっても頭がよく、ちょっと気の強い女の子です。

何年か前から、私はずっと猫を飼いたいと思っていました。でも、3年前の9月、お姉ちゃんのおうちからピーちゃんがうちにやってきたのです。最初はお互い戸惑っていたかな・・・でもピーは頭がいいからね、私や彼の気持ちをよく理解してくれて、すぐにうちに慣れてくれたように思います。もちろん、お姉ちゃんの気持ちもちゃんと分かってたと思うよ。

暮らしてるうちに、鳥ってこんなにかわいいものだったんだ…ということに気づかされて、鳥に夢中になりました。そして思ったんです。ピーがいるなら猫はいらない、と。

鳥と言えば、私がとても小さい頃、実家でたくさんインコを飼っていたのです。

といっても驚くほど記憶がなく、インコたちのうしろで、変なポーズをとっている自分の写真を見つけて初めて、鳥を飼っていたということを知ったほどです。

幼稚園には大きな鳥かご(動物園の鳥舎のような大きさ)があって、小さいインコからキジなんかの大きな鳥までが、その中で一緒に暮らしていました。私は、その鳥かごに入って鳥を見るのが大好きでした。きれいな羽が落ちていると、それをよく家に持ち帰っては家族に見せて、満足していたのです。

その頃からか、うちには『アマちゃん』という名前のセキセイインコがいました。お姉ちゃんがとても大切にしていた、緑色のセキセイインコ。この子のことはよく覚えています。

玄関扉の左上に、アマちゃん用の台(誰かの手作り)があって、お昼はいつもそこにいました。天気のいい暖かい日には、家の前でよく、アマちゃんごとカゴにシャワーをかけて洗いました。水浴びも兼ねて…と思ってやっていましたが、今考えると激しい事をしていました…(・・;)

もちろん、外に出して一緒に遊んだりもしました。羽はお父さんがカットしていたので、アマちゃんはよく机の上をちょこまかと歩いていたような気がします。なでなでも好きだった・・・そんなことや、アマちゃんが死んでしまった日のことも、それを思い出して、小学校で泣いてしまったことも、ついこの間のことのようです。

かわいがっていたから、とても悲しかった。

だけど、自分がお母さん代わりになって世話をしていたわけではなく、毎日遊んであげていたわけでもなく・・・

だから、鳥を飼ったことはあるものの、ピーを迎えることになって自信がなかった。お姉ちゃんはとてもかわいがって世話をしていたけど、私はアマちゃんに何かしてあげれたかな?なんて考えると。。。ピーちゃんを預かることになって、鳥を飼ったことがない彼に「鳥ってすごいなつくし、めっちゃかわいいから大丈夫やよ!!」なんて自信満々に言ってはみたけど、実際ピーが来たとき、心配でたまらなかった。

心配だから、ピーが何かするたびに「ピーちゃん、どうしたの?どーしたん??」と、返事がないのはわかっていても、ついつい聞いてしまっていたのです。あまりにも毎日毎日「どーしたん?」と聞きすぎて、ある日ピーが「どーしたん?どーーーしたんっ?」と、私に聞いてくるようになったのです!かわいくてかわいくて、仲良くなれたような気がしてとってもうれしかった。今でもそれはピーの口癖です。

毎日毎日、どんどんピーのことが大切になっていって、鳥と一緒の生活はこんなにいいものなんだということを実感しました。そして、今も毎日そう思います。

本当にピーちゃんには感謝しています。ピーちゃんがきっかけで、ポトにもムーにもちゅちゅにも、チモにも会えたのです。みんなに会えなかったら、私はどんな生活をしてたのかな。。。

3年間あっという間だった。いろんなことがあったけど・・・今日もピーが元気でうれしいよ(^U^)

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